BingAIチャットを使ってみた。トピック(やりとりの会話)は保存されないの?【Edge】
※本サイトではGoogle AdSense広告が含まれております
最近何かと話題のAIチャットですが、今回はMicrosoft EdgeのBingAIチャットを使用してみました。
こういったテクノロジーは日々進化してより使いやすくなっていくことが予想されますが、2023年4月26日に使用した感想からいうと「結果を逆算しながらうまく活用する慣れがユーザー側に必要」かと思います。
目次
通常のweb検索との違い。対話型
AIチャットでは会話しているように質問し、会話しているように返答してくれるのが特徴です。
例えば、『新宿でランチができるおいしいカレー屋さん』を知りたい場合、「新宿」「カレー」「ランチ」と単語を2~3つくらい入れて、その検索結果から探しますよね。
AIチャットでは『新宿でランチができるおいしいカレー屋さん』と会話形式で入れても内容を解釈して最適な答えを教えてくれるということです。
実際にBingAIチャットに『新宿でランチができるおいしいカレー屋さん』と聞いたところ、3店舗候補を教えてくれました。
その一つが松屋さんでした。
個人的には、松屋さんのカレーは好きです。パンチが効いていてたまに食べます。
でも、そうじゃないんだよな。
そもそも松屋さんは牛丼が一番の売りであってカレー屋ではないはず。う~んと思ってしました。
(そこは議論とは少し違うのですが)
『新宿でランチができるおいしいカレー屋さん』を紹介するのに、もっと他のカレー屋さんがあるのではないかと思ってしまいます。
聞き方を変えてみました。『新宿でランチができる、おいしいと評判の少し贅沢なカレー屋さん。チェーン店以外で。』と質問を変えてみたところ期待していた感じの回答が返ってきました。
やはり細かく質問することで返答の精度が上がってくるようです。
検索の難しさ。慣れ。
さきほど「新宿」「カレー」「ランチ」と単語を2~3つくらい入れて、その検索結果から探しますといいました。
これって1つのワードでは広すぎて検索結果が目的の答えに絞れないことがわかっているんですよね。長年使ってきたので、知りたい結果を逆算して複合検索するテクニックが自然に身についているってことなんですよね。
AIチャットの場合も、知りたい結果を逆算して答えを引き出すように質問しないといけないんです。これがまだまだ自然に身についてないので使う方も試行錯誤しそうです。
質問が長くなる。
細かく質問すればするほど答えの精度が上がっていくのがわかったんですが、そうなるとやはり質問が長くなります。文字をより多く打たなくてはならないので疲れます。
音声入力に頼る手もありますが、話す内容を事前にまとめる必要があるので少し面倒です。
そして、返答も基本的には文章のみなので長いですし、目が疲れます。。
音声読み上げ使いたい。
そこで登場が期待されるのが音声読み上げ機能です。
Edgeには最初から音声読み上げ機能がついています。
Edgeの検索バーにページを音声で読み上げてくれるボタンがあります。
ただ、うまくいかなかったです。。
なぜか上部のヘッダー情報しか読み上げてくれなかったです。
右クリックから「選択部分を音声で読み上げる」をクリックしても、うまく作動しなかったです。。
音声読み上げができれば全体をザっと聞いて、さらに細かく知りたいところだけ追加で質問するみたいな使い方ができるのかなと思ったのですがうまくいかなかった。
これについてBingAIチャットに質問してみたけど、一般的な音声オプションの使い方を教えてくれるだけで期待した回答ではなかったです。
このあたりは日々改善されていくんでしょうけどね。
ちなみに読み上げ機能で日本語の場合、Keita(男性っぽい音声)とNanami(女性っぽい音声)の2種類から選べます。
Edge以外でも使えるのか?
『Edge』で使用の他にも『Chrome』や『FireFox』でも機能拡張を使えば利用できるようです。私は試したことはありません。
機能拡張を入れて使うなら、そのまま使えるEdgeを迷わず立ち上げます。
ひと昔前はMicrosoftのブラウザといえば『IE(インターネットエクスプローラー)』が主流でした。特に日本のシェアはかなり高かったようで、年配の方のIE信者やIEした対応していない独自のアプリケーションなどでギリギリまで使っている人を職場でも見かけました。
その後継が『Edge』ですが、使用している人は少なかったようです。個人的には、結構気に入っていて、他のデバイスやアプリと積極的に同期しようとしたりと面倒なchormeを避けて『Edge』での使用頻度が上がっています。
新しいトピックで過去の会話はなくなる
新しいトピックを立ち上げると過去の会話はなくなってしまいます。
chatGPTだと過去のトピックが残っているので、やりとりを見返すことができます。
ただ、現時点だとBingAIチャットは過去のトピックがなくなりますので、キャプチャで画面を保存しておくか、同じ質問をするかです。
通常のweb検索だと結果のwebページの内容で目的を達成するので、webページをブックマークしておけば再度質問する必要もなくなります。
BingAI内で解決するので残しておく手段がありません。
同じ質問をしても聞き方が微妙に違えば答えも違ってきますので、ここに関してもユーザー側で使い方を変えていく必要があるのかと思います。
終わりに
すごいすごいと話題ばかり先行しているAIチャットですが、こんな感じで私たちユーザーがが結果を逆算しながら上手にチャットできるテクニックが自然に身につくまでは、もう少し時間がかかりそうな印象です。
カレーの話に戻ると、そもそも味覚は個人でそれぞれ意見が分かれるので「おいしい」「おいしくない」は判断はとても難しいですよね。そのため口コミサイトや星の数を参考にするのだと思います。
今回は一例ですが、もっともっと便利に活用できる方法がありそうでワクワクします。
ブラウザ検索もAIチャットもその性質がわかっていれば、どちらでどういった検索をしたらいいかが判断できてとても強力な便利ツールになるのかと思います。
いち早くAIチャットやAI画像生成アプリを思い通りに操ることができれば、コンサル的な仕事として成り立つのではないかと思います。
あなたが興味のある記事かも